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え~まず初めに注意事項です。最近――というか、いつものことらしいけど行方不明者が出てま~す。名呑町と雨多ノ島の間、あの細い内海で小船が消えたそ うで~す、えへ。注意してくださいね~。はいはいはい、それじゃ改めまして皆さん、乾より子です――えへ。この高校では日本史を教えることになりますね。 大学では民俗学をかじったり地域史をかじったりしてました。とはいってもまだこの名呑町はあんまり知らないんだけど……えへ、調べがいがありそう。そうそう、こっちに来て思い出したけど「海を見てはいけない日」というのを知ってるかしら。 伊豆七島では一月二十四日に物忌みをして、その日は絶対に海を見てはいけないの。海難法師って話にカテゴライズされてるんだけど、その日は海から「何か」がやってくるらしいのよ。 実際、そこに住んでた友達から聞いた話だと、その日に海を見ると精神に異常をきたしたり、外出した人が死んだりしたらしいの。しかも「何か」に食い散らされた跡があったって。 海には「何か」がいる。 別に怖がらせようなんて思ってないんだからね――えへ。 さて海にまつわる伝説は色々あるけど、この町にたくさんあると言えばエビス像よね。ちょっと変わった、蝙蝠みたいな羽とタコみたいな触手を持ってる独特 の造形。やっぱりここは海運と漁業の町だから崇められてきたのもわかるんだけど、エビス信仰は日本中にあるのよね~。日本は島国だから、漂着するという伝 説が多い。神が来たり化け物が来たり――つまり海の向こうには永遠の世界、常世の国があって、そこから「人ならざるもの」がやってくる。 エビス様も同様。海に流れ着いた神だって説が濃厚。さて、ここで問題。 流れ着いたのはエビス様。では海に流された神と言えば何でしょう。ヒントは日本神話で出来損ない、見た目が醜いと言われている神。 ん? ノア? 惜しい、なんて失礼なこと言わないの、えへ。 正解は、ヒルコ。日本の国を作ったイザナギとイザナミの子。でも出来損ないだったから流された。 エビスって漢字で書くと、大体はまあ、こうかしら。『恵比寿』 でもこの町のエビスってこうも書くのよ。『蛭子』 現在、この町では独特のエビス像がたくさんあり、信仰されています。皆が信じている「それ」は、何なんでしょうね? 遠い何処かから来た醜悪な何か? 深海生物? 神様? そして内海では、昔からいつも行方不明者が出てます。町の人は慣れてしまってるようだけど。 さて、この町には「何」がいるんでしょうね。
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「心配するな、私はプロフェッショナルだ。」 プロフィール 名前 =プロジオ・トリリオーネ 格闘スタイル =色々と格闘術をマスターしなおかつアレンジを加えつつ人の技を少しコピる総合格闘術 + 災害を引き起こせる能力 誕生日 =7月4日 年齢 =30前後(詳しく教えてくれない) 出身地 =不明 身長 =199cm 体重 =82kg 血液型 =AB型(RH+) 趣味 =ギャンブル(21歳の時三千万ほど負けた経験有り)、物事を収拾がつかなくなるまで広げて逃げること 好きな食べ物 =チーズフォンデュ(マイブーム) 得意スポーツ =ほとんど(ただし乗馬は馬に嫌われ出来ない) 大切なもの =嫁(リリベル、今のこの会社と部下とあと色々、努力 嫌いなもの =事業を邪魔する奴、努力せずに力を求める奴、兄、師匠、酒(飲んだら倒れる) 邪猫氏製作のオリジナルキャラクター。スプライトはルガールのトレスとの事。 現在は娘のクローディス・トリリオーネをはじめとする他のキャラ共々公開終了。 キャラ設定 なんだかたくましい前髪とグラサンが特徴的な、「(株)プロフェッショナルプレイス(略してプロプレ)」の創業者にして現社長。 ちなみに既婚者でバツイチ。クローディスは前妻との間にできた娘である。 性格は中々の外道であり、一人称は「私」。 若干18歳にしてスラム街のチンピラ(モヒカン率50%)をまとめ上げたすごい漢である。あと凄まじく負けず嫌い。 様々な事に関する「プロフェッショナル」であり、彼が出来ない事は無いとされている……が、実際は出来ない事は結構あるらしい。 髪型は本人曰く「プロ使用」で、中によく切れるサバイバルナイフとか44マグナムとか、師匠から貰ったブーメランとかが仕込んである。 生まれつき目に異常があり、瞳孔が開きっぱなし。そのため常時サングラスをかけている。 イントロの変態は「山田電乃丸」。元変態詐欺師なプロプレの変態CIOで、電脳空間に入り込む変態能力を持つ変態(戦闘能力も変態)。 その他にも、COOの「李 陽炎(リー・ヨーエン)」、CFOの「ダーク★スター・ドリズラー」がいる。 (以上、Readmeより引用・改変) 性能 飛び道具、対空、突進技を搭載したスタンダードなキャラ…に見えるが、 飛び道具は多段ヒットして拘束力はあるものの威力が皆無に近く、対空技、突進技にも癖のある玄人向けのキャラ。 ただ、通常攻撃は素直な挙動なので比較的使いやすい。 このキャラを代表する技として「プロテクションタイフーン」がある、 これは言うなれば「飛び道具反射+常時当て身機能を持った設置技」であり、 適当に設置しておくだけで相手の行動を大きく制限する事ができる。 超必殺技(Readme曰く「玄人技」)には相手を竜巻に投げ込む技や、北斗有情断迅拳じみた突進技、 ブーンポーズで画面を横切る突進技(性質的にはファイナルサイコクラッシャーに近い)にブーンポーズで斜め下に突進する技、 そしてセクシーコマンドーと気化冷凍法を組み合わせた全く新しい当て身など、多種多様なものが揃っている。 無敵技がゲージを消費するものにしかなく、ゲージ依存度が高めなのが難点だが、ゲージ自体はとても溜まりやすいので大して問題にならない。 AIもデフォルトで搭載されており、勝利台詞もやたらと多い。 また、ラッカボルバー氏によって大ポトレやカットインを改変するパッチが存在していたが、 現在は公開先であったyahoo!ボックスのサービス終了に伴い入手不可。 なお、カラーパレットには対応していないため、導入の際はご注意を。 「このアマチュアがッ!!」 出場大会 あまり(ryもうすぐ春なのでミニバトルロワイヤル あまり(ry 大体作品別チーム大会 素晴らしき筋肉の祭典 更新停止中 無茶?無謀?MUGENオリジナルキャラで成長+タッグ大会
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RRRRRR... RRRRRR...... 『はいもしもし』 『やあ、僕だけど、元気?』 『まったく、どちら様が何様のつもりだ』 『なあに? まさか、わざわざ、僕と君の友情の間にイチイチ名乗りが必要だとでも?』 『電話をかけたらまず名乗る。ご両親には教わらなかったか?』 『ははっ、生憎と父に教わったのは帝王学くらいのもんでね』 『これだから貴族サマは!』 『ああでも、メアリには言われた気がするかも』 『誰だよそれ』 『乳母、かな。何度か話したこともあると思うな』 『乳母、ねえ。乳母。乳母! これだから貴族サマは! ていうか、教わってるだろ。ほら、ちゃんと名乗る名乗る!! 最初っからやり直すぞ。 はいもしもし』 『ああでもね、メアリが言うには、 “電話に出たらまずもしもし、その次に自分から名乗って、最後にどなたか尋ねなさい” だってさ』 『……………………』 * * * RRRRRR... RRRRRR...... 『……はいもしもし。ギュスターヴですが、どちら様ですかね?』 『やあ、もしもし。僕だよ、エルヴィン。元気?』 『ああお前か。元気かどうかわざわざ聞くほど、時間が経ってるわけでもなかろうに』 『ま、社交辞令だからね、大目に見てちょうだいな』 『いっつも思うんだがな、一応お前だって、貴族なんだろ。 庶民にほいほい電話なんざかけていいもんかね。貴族の風格、落ちるぞ』 『ただでさえ没落貴族の上に、家なんて継げない継がない放蕩五男坊だよ? 誰もそんなこと気にしないってば』 『そうかい、自称没落貴族サマ。 それにしても頻りに電話ばっかりかけてきやがって。お前、他に友達いないの?』 『友達いなくてさみしいのは君だろ、ギュスターヴ』 『じゃあそんなさみしいおれと今度呑みにでも行こうぜ』 『ああいいね待ってました! えー、えー、いつがいい? どこがいい? 他に誰か誘う?』 『いきなりテンションあがるとか気持ち悪い奴だな……』 (その後しばらく続く与太話の後、) 『ああ、ああ! 忘れてた! そういやギュスターヴ、君に用があったんだよ!!』 『はあ? 今更? 別に放っておいてもほいほい電話かけてくるくせに』 『お誕生日、おめでとう!!』 『おう、ありがとう。……まだだけどな』 『もうすぐだよね? 今年でいくつになったんだっけ?』 『歳なんか、そんな重要じゃないだろ、忘れちまったよ』 『だーめーだーよー! そういうのちゃんと覚えておかないと』 『九十代ではあるんだがなあ』 『というわけでギュスターヴ、君にプレゼントがあるんだ』 『げえっ』 『ははは、そんなに嬉しいかこの野郎』 『いい歳した男どうしなのにプレゼントとか、キモっ。キモっ!』 『えー、別にいいじゃん。 とにかくさ、プレゼント、届けに上がるからね、来週末、出かけないでくれよ』 『なにそれ。まさか、ウチくんの?』 『うん、運ぶのもけっこう手間だから、直接行くよ』 『いいって別に。そもそもプレゼントなんていらないし』 『じゃあ来週末だから。おとなしく雁首揃えて待っててね?』 「いやだから別に、……っておい! ちくしょう、切りやがったな、ちくしょうめ!!」 * * * 第一話 ハロー メイ・アイ・スピーク・トゥー・ゲイター、プリーズ? * * * その日、ネコの国の某地方都市は朝から、なんだか雲の陰った一日でありました。 けれども、雨が降りそうな模様では決してなく、ただ曇っているだけ。そんな空をしていました。 昼を過ぎても、空は光を落とさず、いつまでだって塞ぎ込んでいました。 どんより曇天の中を、馬車がことこと、軽快な音を立てて歩いていきます。 道行く人々が、ちらちらと振り返ったり振り返らなかったりして、目で追います。 それもそのはず、街中を歩く馬車は、まったく街中にそぐわない、華美で豪奢な装丁がなされているのですから。 つやめき白く光りを返す黒の車体、まぶしく映える緋色の幌、あしらわれた金細工、曳くは純白の獣。 ただでさえ地方都市、さらにその中心からも外れた市街には、有り余るほどの豪華がそこにありました。 ことこと、ことこと、車は進み、商店街を抜けた住宅地、とある一件の平屋の前で足を止めました。 御者が、すばやい身のこなしで馬車から降り、車体の扉を開きます。 降りたのは、ネコの男性。 ふわふわと柔らかく、しかし厚くないよう上品に揃えられた灰色の毛並に並ぶ、黒い縞模様。 顔つきも凛々しく長身痩躯、眉目秀麗と呼んでまるで差支えなく感じられます。 ダークグレーのスーツは、見るからに仕立てのよく、高級な品です。 左手に黒い傘を持ち、庶民であれば、格の違いというものをまざまざと見せつけられてしまうかもしれません。 男性は、見た目にそぐわず、ぴょいと音でもつきそうなほど軽く、飛び降りました。 御者がむっと彼を睨み、彼は舌を出してにやりと笑います。 先導せんとする御者を右手で軽く制し、単身、平屋へ向かいます。 こんこんとドアをノック、 「もしもし! エルヴィンだよ! ギュスターヴかい?」 大声で呼びかけます。 その大声ですら、曇りのないテノール、美しいものでありました。 「それは、電話での話だろうが……」 地を這うように迫りくるバスと共に出てきたのは、頭二つも三つも彼より大きな男。 深緑色のごつごつした鱗、長く伸びて開かれた大きな口、鋭く走る眼光、なんとも厳つい顔をしています。 背が高いだけでなく、横幅も広く、さらにそれは鋼のような筋肉であり、大男以外、なんと表せば良いのでしょう。 少し足が短く胴が長いようでもあり、非常に太く地を擦る尾を持つ、その人は――ワニ男でした。 「やあ、ギュスターヴ。いつ見てもでかいね!」 「しょっちゅうかかってくる電話のせいで全然そんな気はしないんだが、会うのは久々だな、エルヴィン」 「そうだね。何年だろう? 十年は経ってるはずかな?」 「雨、降りそうか?」 「え、なんで?」 「傘」 「傘?」 「雨だから持ってるんじゃないのか?」 「何言ってんの? 傘なんて差さないよ」 「雨が降った時に差すものが傘に決まってるだろ」 「雨が降ったら車に乗るに決まってるでしょ?」 「変な奴」 「え、僕が変なの? おかしいなあ」 くすり、手を添えて笑うネコ。 「懐かしいね! 見た目こそだいぶ老けたけど、所作やらなんやら、学生時代と変わりないんだから!」 「懐かしいとはいえ、あんまり来てほしくはなかったが……、まあ、上がってけよ」 ワニ男は扉を開けて、一歩身を引きます。けれども、ネコは優雅に首を傾げ、答えました。 「いいんだいいんだ、渡したら、すぐに帰っちゃうから」 「はあ? なにそれ? どういうこと?」 「僕から君へのバースデイ・プレゼントだ。 ……受け取って、くれるね?」 「いや、そんなこと言われても、ぶっちゃけいらんし」 「受け取ってくれ」 「いや、さあ」 「受け取る、ってただ言えばいいんだ」 「どうせ、どんなにおれがいらないって言っても、勝手に押しつけていくくせに」 「じゃあ、受け取ってくれる?」 「ああもうはいはい、受け取る、受け取ります、ありがたく頂戴させていただきますよ!」 それを聞いて、ネコはぱちりと指を鳴らしました。 くるりと振り返る顔は、喜色満面、目いっぱいの笑顔。 「良かった! じゃあ今度こそ、僕から君への、バースデイ・プレゼント、だ!!」 御者が馬車の扉を開けます。 開けられた扉をくぐり、“わたしは、”そっと地面へと降り立ちます。 二人の視線が、“わたしに”集められます。 ワニ男はもはや無表情にすら見える、「あがァ」の声と共に、あんぐりと口と開けた間抜け顔。 ネコ、”わたしの”現ご主人様は、満ち満ち溢れんばかりの笑顔。 ……けれどもその笑顔の目には、涙が浮かんでいるような気さえして。 静かに前へ、扉へと歩いていきます。 ご主人様の後ろにつくと、ご主人様はさっと後ろに回り、両肩に手を当て、ぐっと全面へ”わたしを”押し出します。 「はじめまして、旦那様。わたくし、アマネ、と申します。これから、よろしくお願いいたします」 「プレゼントだ、ギュスターヴ。 ヒトの娘だけど、うちで鍛えられた立派なメイドだ。大事にしてやってくれよ」 身にまとうのは、黒いエプロンドレス。メイド服。 深々と頭を下げ、精一杯愛想よく、にっこり微笑んで見せます。 思えば、ここから、“わたし”――アマネの物語がはじまったのです。 * * * 「あのねえ、ギュスターヴ。僕もう帰りたいんだけど」 「帰すか! 誰がお前単独で帰すか! 返したいのはこっちの方だ!」 「それねえ、ジョーク? おもしろくないってば。わかりづらいもん」 「ほんとまじで……、帰るならこいつも連れて、まとめて帰れええええっ……!!」 その後。 まず、すぐに正気に戻ったワニ、ギュスターヴ様が、ご主人様とわたしを家の中に押し込みました。 御者様が慌てて駆けつけますが、ご主人様の一言「ちょっと話つけてくるから待ってて」に引き下がらざるを得なくなり、 結局、ご主人様とギュスターヴ様とで、話し合いがはじまりました。 「だから、嫌だったんだよ! お前が寄越すものはいつだってろくでもねえんだ! いらんいらん、ヒトなんて絶対いらん!! ほんとまじでそっくりそのまま帰れ!!」 「なんだよ嘘つき。さっき“受け取る”なんて言ったのはどこのどいつだよ。 僕はこの耳で、君が言ったのを、ちゃあんと聞いてるんだからね。従ってもらうよ」 深くソファーに腰掛けゆったり優雅に足を組むご主人様。 浅くソファーに腰掛け足を広げて腕を組んだギュスターヴ様。 話し合いは「受け取れ」「受け取らない」の平行線をたどるばっかりで、収まる様子もありません。 「おれは貴族サマとは違う! メイドもヒトも必要ないの!」 「よく言うよ。 男の一人暮らし。とりあえず今日は、僕が来るからか、片付いてるようだが、普段はそうでもないんだろう? 知ってるよ。学生時代の君のアパート、それからそこの散らかりよう!」 「学生時代ィ? 何年前だと思ってんだ! おれだって一人暮らし長えし、家の管理ぐらいできるようになってるに決まってんだろ!」 「三つ子の魂百まで、とも言うんじゃなかった? ま、よしんば、掃除ができたとしても、料理、昔っから得意じゃあなかったよねえ。 ありあわせでものを作るのが苦手で、気が付けば毎日おんなじものばっかり食べてた、んだっけ?」 「そりゃあ、あの時のおれは貴族サマと違って貧乏学生だったからな、否が応でも自炊せにゃならんかったが、 今やこちとら一発当ててんだよ! メシくらいどこへなりとも食いに行けるわ!」 「せっかくダイニングのある家なんだから活用しようよ……。 というのはおいといてもね、さっき君、一人暮らし長いって言ったよね。 いい人の一人くらい、いないの?」 「あーあーあー悪かったなッ! どうせおれはお前と違ってモテねえよ!!」 ご主人はくすりと笑い、しなやかに、ギュスターヴ様の耳元へ。 そして、指の長い手を添え、そっと囁きます。 「溜 ま っ て る んじゃないのかい?」 ぴくりと動く首、顰められた顔。 「なんてったって、ヒト、だよ? しかも女、だ。 何してもいい、何だってできる、何でもしてくれる。 ……何だって、できるんだよ?」 「てめえッ!」 ギュスターヴ様がご主人様を睨みつけ、ご主人様は翻るように、くるりと立ち上がります。 「ごめん。ごめんね! そういや君は、昔っから、そういうの好きじゃなかったね!」 「なら、最初っから言うな!」 「だから、ごめんってば! ……でもね、ギュスターヴ。まだ、メイドもヒトもいらないって言える? 幸い、部屋なんて余ってるじゃない。一発当たった一人暮らし、お金だってあるんでしょう」 「……おれが、孤児とか拾ってて、部屋も目いっぱい使ってるかもしれないだろ」 「うわっ、ありそう! 君は昔っから、顔は怖くて身体はでかい、ごつくて厳めしい大男。 そのくせ、子供が好きな博愛主義者なんだもんね。行き倒れの子供とか、二人くらいは拾ってそう。 そしたらさ、その子、紹介してくれないかな」 「……すまん、さすがに拾ってない」 「ついでに、嘘なんて到底つけない正直者、そんなところも変わらないねえ」 勢いよくソファーに飛び込んで、背もたれに手を這わせるご主人様。 足に腕を置き、指を組むギュスターヴ様。 「それからね、たぶん、一番君が喜びそうなことなんだけど」 「微妙に嫌な予感しかしないんだが」 「ねえアマネ。君、落ちる前には、どこにいたんだっけか?」 突然話を振られて、少しだけ動揺します。 が、それは決して悟られぬよう、努めて平静に、わたしは答えます。 「ニッポン、という国におりました。 具体的には、ニッポン国の首都、トーキョーという都市にある、郊外の町です」 「ニ、ニッポン!?」 わたしの過去なんて、なんの意味があるというのでしょう? 甚だ疑問ではあったのですが、予想外に大きなリアクションがありました。 「そ。アマネはね、落ちモノの、立派な天然ヒトだ。すごいでしょう? 落ちてきたのを僕が直々に拾って、うちで教育したやつだから、目に見える傷はまったくないよ。そういう趣味はないからね。 だから、ね? 受け取ってよ」 「……な、何が“だから”だ。いらないものはいらない!!」 「もう、強情だなあ、ギュスターヴ。 ここまで押せば、さすがの君でも折れて、もらってくれると思ってたんだけど」 「友人相手に作戦まで立ててくるとはひっでえ奴。 だが、悪かったな、エルヴィン。そうそう負けてなんてやるもんかよ」 「親友だと思ってるからこそ、ばっちり計画に嵌めてやらないと、君には勝てないって知ってるんだよ」 きゅっと首を捻り、ご主人様の黄色い瞳がわたしの方へ。 「ほら、アマネ。こいつが君の新しい主人になるかならないかの瀬戸際なんだから、 そんな突っ立って、掃除すべき所を探してなんかいないで、自分を売り込みなさいな。 掃除すべきところなんてありすぎてありふれてて、逐一探し出したらキリもないよ」 「平然と人んち汚いって言うのやめてくれない? お前んちと比べたら、どこだってごみ捨て場だよ!」 「申し訳ございません、ご主人様。 ええと、旦那様。雑巾とゴミ袋をいただけませんか?」 「いやいやいやいや、デモンストレーションは確かに有用だよ、だけどね? 先にさ、一応言葉で説明しようよ!」 気を取り直して。 「わたくし、アマネは、ヒトでこそありますが、 炊事・洗濯に始まる家事労働、掃除・買い出しまでの家政はもちろん、 保育や介護に至る養護、書類や帳簿などの庶務、ありとあらゆる方面でご主人様をお支えする、“ 一 流 の ”メイドでございます。 ご主人様の友人にも恋人にも家族にも、敵にも悪魔にもなれませんが、 ただ、ご主人様の味方にはなれる、“一流の”ヒトメイドでございます。 どうか、わたしを旦那様のメイドにしてくださいませ」 「まあはじめてにしては良いセールストークなんじゃない? でもさ、まだもうちょっと、できることあるよね?」 「もちろん、わたしは弱いヒトで、さらに脆弱なメスでありますから、お望みとあらば、ご主人様の情欲や暴力衝動を満たすことも、」 ギュスターヴ様の指がぽきりと音を立て、鬼のような形相でご主人様を睨みつけました。 ご主人様は慌てて、わたしに向き直ります。 「違う違う、違うって。いやまあ間違ってはいないけどもね、ほら、ギュスターヴの目が怖いから。あんまりそういうこと言わないで。 それよりもほら、ニッポン、ニッポンだよ」 「ニッポン? ええと、わたしは、確かに、落ちて、まいりましたから……。 そう、あちら側の世界の話も、できると思います。 それから……、ニホン語の読み書きと、わずかばかり、英語の読み書きと、こちらの国の言葉も、少しならば」 「それ! そうだよそれそれ!」 ご主人様がほっと胸を撫で下ろし、ギュスターヴ様は、――わたしをじっと見つめていらっしゃいました。 とび色をした目、黒い瞳が鋭く、縦長に走っております。爬虫類の、鋭い目でした。 わたしは微笑み返してみせました。 「ね? どう? 欲しくなってこない?」 「来――――ない」 「口ではなんと言っても身体は正直なったりしてこない?」 「こない!!」 「ぐぬぬぬぬぬ、手強いぞー」 口ではそう言っても、どことなく楽しそうなご主人様。 あまり、言いたくはなかったのですが、無難な結論を提唱してみることにします。 「あの、すみません」 「なあに、どうした?」 「ご主人様はわたしを手放したくて、旦那様はわたしが不要であるのであれば、 わたしを、別のところに売ってしまえばよいのではないでしょうか」 「うんうんうん」 「残念ながらメスですから、多少値は落ちてしまいますが、それでも、悪い額にはならないと思います。 もし、売るのに抵抗があるのでしたら……」 二人とも、私をじっと見つめていらっしゃいました。 ご主人様は、弧を描く口を貼り付けたように浮かべて。 ギュスターヴ様は、眉間にしわを寄せて、険しい顔で。 「わたし、一人で、……出て、いきますわ。 ご主人様にも、旦那様にも、ご迷惑になりませんように……。 わたしのせいで、お二人に、軋轢が、生まれてしまうのは、申し訳、ありません、ので」 わたしのつたない言葉を遮ることもなく、二人はそのまま座っていました。 少しばかり、静寂が満ちます。 「だって、さ」 「…………」 「出てっちゃうんだって」 「……だな」 「どう思う? 博愛主義のギュスターヴ君?」 「……どうも、こうも」 「僕たちのため、だそうだよ?」 「…………」 ギュスターヴ様は額に手を当て、ふうっと、ため息をつきました。 「…………」 「頑固だなあ、もう。 ここまできちゃったらしかたない、しかたない、ね。 ねえ、アマネ。ちょっと二人だけで話したいんだけど、いいよね」 「もちろん。それでは、外でお待ちしておりますので、終わりましたらお呼びください」 「いや、おれたちが出てけばいいだろ。……行こうぜ」 ギュスターヴ様が立ち上がろうとしました。 まさか、お二人に移動していただくわけにもまいりません。 「いえ、かまいませんわ。どうぞ、そのまま」 それよりも先に、わたしは部屋から出ます。 扉に手を当て、 「それでは、失礼いたします」 ぱたり、静かに閉めました。 * * * 「――、――――――――」 「――――、――――。――――――――」 扉の向こう側では、お二人が何やら、話し合っていらっしゃいます。 そもそも、わたしを伴って話し合う必要は、なかったように思います。 なにしろ、わたしはヒトなのですから。 ご主人様が誰に譲ろうとどうしようと、わたしに知らせる必要は、ないのです。 「――――、――――――」 「――、――お前!!」 語勢が荒くなりました。 ギュスターヴ様の大声が、少しだけ聞こえます。 「――――――、――――――――、――――」 「……ろよ! なん…………こと!!」 その後に続いた叫びともいえる声は、到底、信じられないものでした。 「わかった! わかった……! もら……やる……!」 「だから、頭を上げろぉぉぉ……っ!!」 * * * それから。 “元”ご主人様――エルヴィン様は、零れ落ちてしまいそうなほどの笑顔と「よろしくね、ギュスターヴ。元気でね、アマネ」との言葉を置いて、 また、あのきらびやかな馬車に揺られて、人々の視線を浴びながら、帰っていきました。 この家に残されたのは、わたしと、少しばかりの荷物(服とか日用品の類を少々)が詰まったトランクケース。 それと、家主であるギュスターヴ様――わたしの、新しいご主人様。 「わたくし、アマネを雇っていただき、本当にありがとうございます。ご主人様。 か弱いヒトのわずかな力ではありますが、これから、精一杯ご主人様をお支えいたします」 「ご主人様、ねえ」 顔を一層怖くして、ご主人様がつぶやきました。 ……ずっと思っていたのですが、ご主人様は、表情が読み取りづらい上に、鋭い牙を見せつけるように口を開けているので、 どうしても、顔が怖く思えてしまいます。 「やめねえか、そういうの。普通に名前で呼んでくれていいからよ」 「そういう訳にも参りませんわ。主人の名前を呼ぶメイドなんて、どこにいるというのでしょう?」 「これからここにいればいい。 おれには“ギュスターヴ”っつう、親にもらった立派な名前があるんだよ。 おれは名前を誇りに思ってるし、そんな立派な名前で呼ばねえのは、失礼にあたると思わねえのか」 「そもそも、ご主人様とわたしは、遥かそびえる身分の壁に阻まれているのです。 ご主人様がそのお名前を誇りに思っているからこそ、下賤なわたしが口に出すほうが、無礼なことなのです」 「あー、まったく口が減らねえな、“元”ご主人サマにそっくりだ!」 ご主人様は声が低くて、大きな声を上げると、振動がびりびりと直に伝わるようであります。 それもまた、印象の険しさに直結してしまうのだと思えました。 「いいか、よく聞け。“メイレイ”だ――、おれのことは名前で、ギュスターヴ、と呼べ。いいな!」 「“できません”」 「あがァ」という間抜けな声、そして、いっそう大きく口が開かれました。 ご主人様の目もまんまるとなります。 「ご主人様。わたしはヒトでこそありますが、ご主人様の命令ならなんでもきく奴隷ではございません。 わたしは、“メイド”です。ご主人様をお支えする、“ 一 流 の ヒトメイド”なのでございます。 この身はすべてご主人様のために、この力はすべてご主人様のために、 立派なご主人様であっていただくために、ご奉仕させていただくのです。 ご主人様の命令は、大概ならば聞きましょう。ご主人様のためとあらば、身を粉にしてまでも、果たしましょう。 けれども、それがご主人様のためとならないのであれば、従うことはできません。 ご主人様のためとあれば、ご主人様に反目すらいたします。そうしてこそ、一流のメイドたりえますもの。 そのことで、ご主人様の不興を買うやもしれません。 ですが、そこを曲げてしまっては、ただの奴隷となんら変わりないではありませんか、ご主人様?」 くつくつ。喉の奥から笑い声が響いてきます。 わたしのものでなく、低い声のそれは、まぎれもなくご主人様のものでした。 「そうか。そうか! いいな、こりゃあいい! なんだ、お前――アマネだったな、アマネ、お前、一流のメイドなのか!」 「その通りです、ご主人様。 ……もし、お気に召さないようでしたら、今からでも、追い出してくださいませ」 「いや、いや、追い出す気なんか毛頭ない、なくなった! むしろ、もっと早くそう言ってくれれば良かったんだ。そうしたら、あいつにあんなことさせずに済んだのに」 いや、忘れてくれ、と一言足して。 「だがな、アマネ。それとこれとは話は別だろ? もちろんこれとは“おれの呼び方”。 ご主人様だけはほんと勘弁してくれ。 そりゃああいつは、雲の上の貴族サマだから、名前を呼ぶのも失礼だろうさ。 だがな、おれはそんじょそこらの庶民サマだ。名前を呼ぶのすら失礼にあたるほどいい身分じゃあないぜ」 「ですが、ご主人様――」 「これだけはほんと譲らないぞ、まじで。 そもそもおれなんてご主人様っちゅう器でも柄でもねえしよ。 それに、あいつもご主人様って呼んでたろ? それだと、おれがあいつと比べられてるようで、居心地が悪ィんだ。 誰だって、あいつと比べられたら見劣りしちまうだろ? な、頼むよ、名前で呼んでくれ。これは、命令でもなんでもなくて、ただのお願い、だ」 そう言って、右手で手刀を切り、左目でぱちりとウインク。愛嬌のつもりかもしれませんが、その外見にはあまりにも相応しくない振る舞いです。 ……けれども、その時のわたしは、それがどうしてもおかしくてたまらなくなってしまったのです。 「仕方ありませんね。かしこまりました、ギュスターヴ様」 「おっと、そうだな、サマなんてのもやめてくれよ。ばかにされてるみてえだから。 ……やめてくれるまで、お前を部屋に案内してやらないぜ。ここでずっと、議論でもなんでもしてやるからな。 自慢にもならないが、おれは徹夜、得意なんだ。何時間だって放さないぞ」 「さ、さすがにそこまではできかねます!」 「お、やるか? 単純な我慢比べで、ヒトの女になんか、負ける気がしねえなあ」 あれだけ怖かった顔なのに、にやにやしながら喋る様子――まるで、エルヴィン様と話すときのような――は、 なんだか、妙に身近に、親しみやすく感じるようでありました。 言葉だって乱暴で、顔だって、怖いままなのに。 「それは、困ります。 中に入れて頂かないと、お掃除も食事の支度だって、なんにもできませんもの。……ギュスターヴさ、ん」 サムズアップとにっこり笑顔。 「オーケイ。じゃあとりあえず、案内しようか、おれの城」 トランクケースを持ち上げようとしたのを丁重にお断りして(不服げではありましたが、今度こそわたしの勝ちです)、 ギュスターヴさんの城、……これからわたしが住むことになる、4LDK庭付き平屋一戸建ての奥へ、足を踏み入れました。 * * * リビングダイニング以外の四つの部屋はそれぞれ、書斎、寝室、トレーニングルーム、物置、となっています。 書斎は壁一面が本棚で埋まっており、圧巻でありました。万が一本棚が倒れでもしたら、大惨事を招きそうです。 本棚は、一部の開いているスペースを除き、ほぼ満員で、内容も小説やら学術書やら、どうやら、本に関しては雑食のようです。 机も椅子も、大柄なギュスターヴさんでもゆったり使えるような、大きなものです。 寝室は私室も兼ねているらしく、大きなダブルベッド(「別に下心だけじゃないぞ。尻尾が落ちると重いから、落ちねえように、だ」)の他、 マガジンラックが置いてあったり、ダンベルが落ちていたり、はたまた、弦のついた楽器まで。 あまりじろじろ見るのも失礼だと思い、しっかりとは確認したわけではありませんが。 そしてトレーニングルーム、とは言っても、大掛かりな機材があるわけじゃあなく、ちょっとしたエキスパンダーやらなんやら、 それから、マットが引いてあるくらいのものです。 「運動不足になりがちだからな、太るのも嫌だし」 「健康のためなら、ジョギングとか有酸素運動のほうがよろしいのでは?」 「下手に走ると死ぬからね、体温上がりすぎで」 「変温、なんですね」 「当たり前だろ? ワニは爬虫類だ」 わたしにあてがわれたのは、物置でした。 物置といえども、目立つのはすぐには読まないらしい本くらい。 ガラクタやら保存食やらの類もあることにはありますが、そのままでもわたしが寝る程度のスペースはありそうです。 「悪いな、散らかってて。初仕事はどうやらお前の部屋作りのようだ」 「ヒトなんて所詮、立って半畳寝て一畳。足を延ばして寝る空間さえあれば、どんな場所でも大丈夫です」 「ベッドもなくて申し訳ないが……、ほら、昔使ってた布団があるから、ペラくてショボいが、当面はこれで我慢してくれ」 「ありがとうございます。当面と言わずとも、これで十分です」 「よし、まずとっとと片付けちまおうぜ」 「いえ、それには及びません。大丈夫ですから」 「何を言う。寝場所の確保は大事だろ」 「わたしの部屋なんか後回しでかまいません。それよりも、それよりももっと気になるところが……!」 その家の中を一言で表現するなれば、まあ、一人暮らしの男性の家と聞いて想像するところそのまんま、ではないでしょうか。 全体的に埃っぽくて、物が散乱、もしくは積み重ねられている状態。脱いだ服だってそのまま落ちています。 足の踏み場があるのが救いといいますか、むしろ、足の踏み場以外はひどい有様といえます。 エルヴィン様が通されたリビングだって、一見片付いてはいましたが、散らかったものを奥に押し込めて隠していただけのようです。 唯一整理整頓がなされているといえそうだったのは、書斎くらいのものでした。 ……ただしデスクを除きます。なぜだか机の上だけは、本やら紙やらが暴力的に積まれていました。 だのにキッチンばかりは、水あかもなければ生ごみが臭うこともなく、埃以外は、概ねきれいな様子です。 最後に掃除をしたのはいつかと尋ねれば、 「あー……、いつだろうなあ……」 と気が遠くなるようなお返事。少なくとも、とてもやりがいのある仕事ではありそうでした。 それは、今すぐにでも取り掛からないといつまでたっても片付かないような、脅迫でもありました。 * * * 「おれは鱗だからシャンプーなんてものこの家にはないがしかし、いくらなんでもアマネ、お前には必要だろ。 必要そうなもの買ってくるから、とりあえずなんか考えて教えてくれ」 仕えるべき主人を使いに出せるわけがありません、なんて抗議をしてみれば、 「おれはただでさえ近所付き合いの悪い変人で通ってるんだよ! ヒトを囲ってるなんてバレてみろ、既に残念な評判が地の果てまて落っこちるだろうが! そこまで他人の目なんて気にしねえが、それにも限度ってもんがある。 悪いが、しばらくの間は外には出ないでくれな。洗濯もんを干すものおれがやる」 とのこと。 もちろんお願いとしても申し上げてみるのですが、同じく「ダメだ」の一点張り。 結局、根負けしてしまうのはこちらで、ギュスターヴさんにはお使いに行っていただくこととなりました。 その間にわたしはお台所の水回りを掃除し(多少の油染みを落とす以外は水拭きと食器洗いくらい)、 ちょうどそれが終わるころに、ギュスターヴさんがお戻りです。 「おかえりなさいませ」 「……おう、ただい、ま」 なんだかこそばゆそうに靴を脱ぐギュスターヴさん。 「今から夕食の用意をいたしますね」 「ん、ああ。じゃあ頼むわ。書斎にいるからできたら呼んでくれな」 「かしこまりました」 * * * わたしは、料理が得意ではないと思っています。 それでも、料理をすること自体は好きなのかもしれません。 食材を切るのも味をつけるのも、煮たり茹でたり炒めたり揚げたり、作っている間は、何も他のことを考えていないからです。 料理をしているときは、それに夢中なのでしょう。 夢中になれることは、好きなこと、ではないでしょうか。 少しだけ魔洸調理器具の扱いに手間取り、時間がかかってしまったのですが、なんとか今日の夕食が出来上がりました。 鶏の唐揚げと野菜たっぷりのスープ、半熟卵のサラダ、アスパラガスのベーコン巻、です。 ……黒いパンには合わないかもしれない、と気づいたのは、唐揚げがすっかりきつね色に揚がった頃でした。 一番問題だったことといえば、ギュスターヴさんがどれだけ召し上がるかわからない、ということです。 そもそも男性でありますし、さらにはあれだけの巨体ですから、それはたくさん召し上がるでしょう。 けれど、“たくさん”とは、具体的にはどれくらいなのか、わたしにはわかりませんでした。 とりあえず、いざとなればわたしが食べれば良いですし、足りないよりかは余る方が良いと思い、 大きな平たいお皿に山積みできるくらいには作りました。が、いくらなんでも多すぎるだろうと苦笑がこみあげるものです。 テーブル上で唐揚げが山になっている姿は、いっそ滑稽でもありますが、子供の頃の夢が叶った気分にすらなれるようでした。 けれども、ギュスターヴさんの反応は、わたしの想像とははるかに異なるものでした。 「ん? お前の分は?」 テーブルにあるのは、標高30cmの唐揚げ山、白いボウルに映える緑のサラダとスープカップ、小皿のアスパラ、あとスライスした黒いパンが、一人分。 すべて、ギュスターヴさんのための料理です。 「わたしは後でいただきます」 「はァ?」 頬が強張って、ぴくぴくと震えています。鋭い歯がちらちら伺えます。眉間には固く寄せられた皺。 「当然です。メイドは、主人とは別に食事をとるものです」 「いい加減に――――」 振りかぶられた腕――。 ぶたれる、そうわかっても、動けないわたしがいます。 揃えられた指――。 かろうじて、首が縮こまり――、 ……指が、揃ってる? へんなの。 「しろッッ!!」 「いたっ」 こつん、と頭に当たる程度のチョップ。 肌がびりびりするかと思うほどの怒声に伴うものとは、到底考えられない、優しいものでした。 「やれ名前を呼ぶのは失礼だ、やれ一緒にメシを食うのは失礼だ、いい加減にしろ!! メイドだって言い張るのはそういう意味か! おれの期待を返せ!!」 ええ、確かに、体罰だとはとてもじゃなく呼べないチョップではありましたが……。 わたしの髪はちょうど、頭の正中に分け目がありまして、その分け目にぴったり沿う形でチョップをいただいたのです。 「同じ家にいるのに一人メシとかまじ冗談じゃねえっての! どんだけさびしい奴だおれはよお! なんだなんだ、そんなにおれとメシ食いたくねえってか! そりゃあおれは醜男だよ!! でも一緒にメシくらい食ってくれたっていいじゃねえか! 懇談しろとは言わな、言わな……、……喋りつづけろとは言わないから!」 さらには、いくら優しくとも、そもそもギュスターヴさんは体格の良いこの世界の男性であり、その中でも相当筋肉質です。 手は鱗でごつごつ、腕だって常に筋肉が盛り上がって見えているのです。 「あーあーあーあー、うまそうないい匂いはするしニッポン生まれのヒトだっていうし、割と楽しみだったのに、お前という奴は、 …………ん? あれ、おい、えっと、もしかして――」 痛かった? ……痛かったです。 「こんなもんで痛いのか。さすが噂通りの弱々しさ、なのか?」 「せめて、髪があるところだったら、もっとずっと大丈夫だったのですが、 ちょうど分け目に当たってしまい、皮膚に直接だったので、痛かったです」 「なるほど、分け目チョップが有効……。あ、いや、謝るさ、すまんな。 でも、何も酷いことしようとしてるわけじゃないんだぞ。一緒にメシくらい食おうぜ、な?」 「……うまい反論が、もう、思いつきませんし、痛くて。 きっと、何を言っても、押し返されてしまうのでしょうね」 「……そんなに痛むか?」 「すぐ、慣れますから……」 「じゃあほら、メシだメシだ。あー腹減ったー!」 「その、ギュスターヴさん」 とび色をした目は、もう怒気で歪んでいません。 「申し訳ございません」 「謝るくらいなら最初っからこうしておこうぜ」 「そうですね。……申し訳ありませんでした」 一人暮らしだというのに四人掛けの食卓、どこに座ればいいのかわからなくて、逡巡します。 それを見て、というわけではないかしれませんが、顎でしゃくられたのは、ギュスターヴさんの正面の席。 失礼します、と椅子に座って。 「よし、それじゃあ、いただきます」 「あ、はい、……お口に合うかはわかりませんが」 * * * 食事風景は、まさしく圧巻のひとことだと思われました。 フォークでぐさり一突きされた唐揚げが、ほいほいと口の中に吸い込まれるように消えていきます。 確かに口が大きいから、当たり前ではあるのですが、何個も何個も一度に口の中へ入っていく様は、ある種恐怖すら覚えます。 フォークから引き抜く際、首を使わずに身体全体を動かして引き抜くので、非常にアクティブです。 そういえば、あっちの世界のワニは噛む力がすごく強い、なんて知識を思い出しました。 ざくざく野菜を刺して、そのフォークすらも食べてしまうかのように、大口の中へ。 パンだって、背を反らして噛み千切り、ダイナミックな食べっぷりでした。 「うまっ、……なにこれうまいっ!」 「やばい、人間とっさの出来事に対しては語彙がやばくなる、やばい、うまーい!」 「肉柔らか、柔らかっ、うめー!」 「九十余年の人生でこんなうまいからあげを食べたことなんぞない。うまうま」 むさぼりながら、口々に絶賛されてしまいました。 「アマネ、お前、料理上手だったんだな」 「ありがとうございます。けれど、そんなことありませんよ。むしろ苦手だと思っています」 「お前が料理下手の部類に入るなら、この世の人間はほとんどがド下手だぞ。 普通に店で金出して食べても十二分に満足できるレベルだと思うが」 「それは、言い過ぎです」 「むしろこんな陳腐な言葉でしか表現できない自分が憎くてたまらない」 「……ありがとうございます」 物を食べながらでも、ギュスターヴさんはべらべら喋ります。 その時、口元を左手で隠すのが、妙に似合いませんでした。 「……そんな風に、褒められるのは、……初めてです」 「はあ? おれ以外は誰もいないの? ありえん」 「大概は無反応で、却って貶す方もいましたので」 「まじで? 見る目が、いや、味わう舌がないやつらばっかりだな!」 「言いにくいのですが、ギュスターヴさんの味覚のほうがズレているのかもしれません」 「ない、それはない。アマネの料理は絶対うまいってまじで」 「……ありがとうございます」 「……明日からも、頼むな」 「もちろん。わたしは一流のヒトメイドですので」 「はいはい期待してるぜ、メイドさん」 ここまで熱心にではないけれど、昔は、褒めてくれる人もいたんですよ、とは言えませんでした。 でもその人たちも、だんだん、だんだん何も言わなく、言ってくれなくなるんですよ。 ですから、きっとそのうち、ギュスターヴさんもそうなると思いますし、それでいいとも思っています、だなんて。 「よし、ごちそうさま」 「お粗末様でした。……え?」 「いやあ、うまかったー。大満足」 「え? 全部食べちゃいました?」 「ああ。もしかして、足りなかったか?」 「いえ、いえ、別にそういうわけではなくて」 「ならいいが。んあー、腹いっぱい」 「そうですよね! すごく気に入っていただけたようですから、食べ過ぎただけですよね」 「いや、いつもこれぐらいは食ってるかなあ」 「……ああ、とてもたくさん、召し上がるんですね」 「むしろアマネ、お前こそ、全然食べてないんじゃないか? もっと食え、もっともっと」 「ヒトが食べる適切な量ですっ」 * * * 食事が終わって、後片付けが終わって、 「おいアマネ、お前が次に言うことを当ててやろうか。 まあ次とは限らなくて、最終的に今日中には確実に言うこと、なんだがな。 ずばり、『それでは、わたしは部屋に戻りますので、何かございましたらどうぞお呼びください』だ。 “おれを名前で呼ぶのが失礼”で、“おれとメシ食うのが失礼”なら、“用もなくおれといるのだって失礼”なんだろ、どうせ。 そんなもんくだらねえとは思うがな、結局なんだかんだでお前はここに、 この家に暮らさなきゃいけなくなった以上、好きにふるまっていいっていうのにだ。 掃除に疲れたら居間でごろごろしようともかまわないのに、掃除に飽きたらテレビを見て休憩してもかまわないのに、 掃除にくたびれたらおれの本だって勝手に読んでもかまわないのに、 アマネ、お前は物置みたいな、実際物置だったが、そんなろくでもない場所にひきこもるんだろ、な、そうだろ」 ギュスターヴさんが因縁をつけてきました。 怒り顔と、呆れ顔と、それからどや顔がまざったような、よくわからないような表情を浮かべています。 けれども、その顔もしかめっ面にはかわりなく、最終的には怖い顔、ということに落ち着くのです。 「それが、メイドというものです。陰からご主人様をお支えするのがメイドの役割です」 「目いっぱい異論があるんだが、いちいちそんなことで文句つけたら切りがない。さらにはおれがヤな奴みたいだからな、もう何も言うまい」 引き下がるギュスターヴさん。 けれどもその目は爛々と光っていて、口元は弓のように歪んで、ついでに開いています。 「……ええ、それでは、失礼いたします」 「待て、そうは問屋が卸すまい。お前に、もうひとつ仕事を頼みたい」 「ならば、先にシャワーを浴びた方がよろしいで――」 「分 け 目 チ ョ ッ プ !」 痛いです。 「くだらねえことほざいてんじゃねえよ!!」 「申し訳ありません……」 「まあいい、とにかくちょっと、ついてこい」 向かう先は、ギュスターヴさんの書斎でした。 「書斎、ですか。何か片付けとか――」 「ちょっと待ってろ」 本棚の端の方、ギュスターヴさんが本を調べています。 「ニッポンだろ、ニッポン」 目的のものが見つかったのやら、ギュスターヴさんがくるりと振り返り、手にした本を開き、わたしの眼前へとつきつけました。 「読める、な?」 「ちょ、ちょっと、近いです」 本を受け取ります。少し小さめで、あまり見ない大きさをした薄めの本です。 開かれたページには、縦書きの文章。 「よいち、かぶらをとってつがい、よっぴいてひょうどはなつ。こひょうと――?」 いふぢやう、十二束三伏、弓は強し、浦響くほど長鳴りして、あやまたず扇の要ぎは一寸ばかりおいて、ひいふつとぞ射きつたる――? 添えられた挿絵。海の中、弓矢を構えた鎧の男。見据えるは沖の舟、女が高く掲げる一枚の扇――。 「…………平家物語!?」 ページを捲りました。 次に現れたのは、女性を負ぶった烏帽子の男、その挿絵。 「――白玉か、何ぞと人の、問いしとき」 ――露と答へて消えなましものを。 「伊勢物語……」 ページを捲ります。 「今は昔、比叡の山に児ありけり。僧たち、宵の――」 つれづれに、「いざ、かいもちひせむ。」と言ひけるを、この児、心寄せに聞きけり――。 「児の、そら寝」 本を閉じます。 独特のコーティングがなされた、つやのある手触り。表紙は大きく開くために折り目がつけられています。 見たことのある、見慣れた、もう見たくないとも思えた、タイトルは――。 「……新・古典、一」 それは、古典の教科書でした。 「読めるな、読めるんだな!」 ギュスターヴさんが真剣な面持ちで、わたしの肩を掴みました。 けれどわたしの視線はギュスターヴさんの向こう側――本棚の一角へ。 教科書が収まっていた分だけスペースの空いた本棚に並ぶ、本、本、本……。 文庫本、新書サイズ、ハードカバーまで、まったく装丁には共通項の存在しない本が並んでいます。 「お前に頼みたいもうひとつの仕事――、それは本来のメイド業務からは大きく外れるものであるだろう」 共通項の存在しない? いいえ、一見ばらばらの本にも、一か所に集められる理由は確かにあるのです。 そしてそれは――、一目見て、わかる類のものなのです。 「だがな、アマネ、それはおれでなくあいつでもなく、お前のような、落ちてきたヒトでないとできないことなんだ」 共通点は、背表紙の文字。その棚の本は、すべて“かなと漢字”で書名と作者が記されています。 その上の棚には、ラテン文字の――アルファベットの本が。 また別の棚にはハングル、中文、他にも様々な“あちら側”の文字が! 「仕事内容は単純に、“おれの仕事の手伝い”。それではその“おれの仕事”だが――」 さらに別の棚から、また本を取り出して、ギュスターヴさんが近づいてきます。 「この通り、だ」 手にした一冊の本、それはもはや見慣れたこちら側の文字が書かれています。 著者名は、“ギュスターヴ”と。 「……エルヴィン様から伺っておりました」 あのね、ギュスターヴは、小説家なんだよ。人好きのする笑顔が脳裏に蘇りました。 ギュスターヴさんが舌打ちをします。 「くそっ、嫌味なやつめ。 ……確かに、おれは小説“も”書く。“副業”小説家、だ」 手にしていた本の裏から、もう一冊、本が現れました。もともと、二冊を重ねて持っていたようです。 それも、こちら側の言葉で書いてあるものでした。 先ほどとは違うのは、著者。わたしは、記された名前に心当たりはありません。けれど――。 「本業は――」 著者名の隣にあるのは、またもや“ギュスターヴ”。その肩書きは――。 「 翻 訳 」 訳 者 。 「おれは、落ちモノ文学の翻訳家だ。 落ちてきた書籍に魅入られて、そのため大学へ入り、それの研究をし、そして今、訳している。 おれはプロだ。こちらでは有数の翻訳家だと自負している。 だがしかし、それはあくまで“こちらでは”の話であって、まだまだ力及ばぬところも多い。 おれは向こうの物語が好きだ。こっちでも、その魅力を存分に伝えたいと思ってる。 そのために、お前の力が必要なんだ。メイドのやることではないかもしれない。 だけど……、頼む。おれに、協力して、ほしい」 とび色の虹彩、縦に割れた瞳孔が、深く、わたしを貫いて。 何か言葉を、何か行動を、しようと思えば、言葉が音になる前に、行動が動作になる前に、強い視線に射抜かれ、墜ちていって。 時間が、まるで、止まってしまったかのように、呆けて、わたしは、ただただ、ぼうっと見つめるしかできなくて。 部屋いっぱいに満ち満ちたいろんな背表紙が、わたしたちを見下ろしていました。 Bu...u...u...u...
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※アマネ=セレスタイトのページの容量に余裕があることが発覚したためアマネ=セレスタイトのページに移行しました。
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簡易版特殊能力と特殊攻撃を放つ「ドライブ能力」 出展:ブレイブルー 一部のキャラクターだけに許された特殊能力または特殊攻撃を起こす。 簡易版必殺技のポジションであり、レバーのいずれか+弱P+パートナーボタン同時押しでややこしいところを改善されている。 コマンドの一部に含まれている必殺技(EX必殺技を含む)、ディストーションドライブ、アストラルヒートの同様の効果が付く。 基本的にはグローブゲージを消費せずに出せられるが、一部のキャラクターは使用するのに専用のゲージを消費、充填と溜め攻撃で出す。 キャラクターによって違うのだが、グローブゲージを消費しないと出せられない場合があるし、使えないキャラクターがある。 例・・・ダルシムのヨガテレポート 豪鬼、殺意サトシ、殺意リュウ、暴走マリオ、狂オシキ鬼、真豪鬼の「阿修羅閃空」 オメガクルール、ゴッドクルール、ゴッドルガールの「ゴッドレーン」 サトシの「D.C.M.(ダメージコーティングマント)」 マリオの「スーパーマント」 シゲルとルイージの「ファイアロケット」 ガルダの「舞(ぶ)」 パイロンの「ワープ」 洗脳シゲル、洗脳ケン、暴走ルイージの「羅刹脚」 ベガの「ベガワープ」 デデデ大王の「デデデワープ」 キングクルールの「クラウンブーメラン」 トオル、イミテ、リュウ・ヘブバーン、京二郎、ザンナー、リオン、元、マーズ、サターン、ジュピター、アランの「構え切り替え」 リンクの「アイテム取り出し」(レバー入れで出すアイテムが変化) タケシの「トラップ設置」(レバー入れで設置するトラップが変化) 神埼隼人、ビルシュタインの「プラズマコンボ」 愛野はぁとの愛のアルカナ「パルティニアス」 甘楽冴姫の雷のアルカナ「ヴァンリー」 朱鷺宮神依の時のアルカナ「アヌトゥパーダ」 このはの樹のアルカナ「モリオモト」 春日舞織の土のアルカナ「オホツチ」 美凰(メイファン)の火のアルカナ「ランゴン」 リリカ・フェルフネロフの風のアルカナ「テンペスタス」 リーゼロッテ・アッヒェンバッハのトランクの中の人形(人形の体力ゲージを消費)と闇のアルカナ「ギーァ」 安梄頼子の魔のアルカナ「ディウー・モール」 大道寺きらの水のアルカナ「ニプトラ」 フィオナ・メイフィールドの鋼のアルカナ「オレイカルコス」 ぺトラ・ヨハンナ・ラーゲルクヴィストの聖のアルカナ「ラジエル」 キャサリン京橋の磁のアルカナ「メデイン」 ゼニア・ヴァロフの氷のアルカナ「アルマシア」 ドロシー・オルブライトの鏡のアルカナ「ヘリオガバルス」 エルザ・ラ・コンティの罰のアルカナ「カシマール」 クラリーチェ・ディ・ランツァの罪のアルカナ「サルヴァーチ」 アンジェリア・アヴァロンの光のアルカナ「ミルドレッド」 犬若あかねの音のアルカナ「フェネクス」 犬若なずなの花のアルカナ「カヤツヒメ」 パラセ・ルシアの命のアルカナ ヴァイスの剱神のガイスト「ゴットフリート」 えこの運のアルカナ「シャーリグラーマ」 シャルラッハロートの顎獣のガイスト「バルデュール」 ミクの「野菜引っこ抜き」 トオイのアルター能力「シェルブリット」 EDIT男キャラの「気合い溜め」、「エディ」(召還と戻し) EDIT女キャラの「ポイズンクッキング」、「朝凪の呼吸」 ヒロミとゼロ・ギアスの「ギアス」 ラグナ・ザ・ブラッドエッジの「ソウルイーター」 ジン・キサラギの「零刀(フロストバイト)」 ノエル・ヴァーミリオンの「チェーンリボルバー」 レイチェル・アルガードの「シルフィード」(シルフィードゲージを消費) タオカカの「ダンシングエッジ」 ライチ・フェイ・リンの「萬天棒」(設置と戻し) アイアンティガーの「ボルテックバトラー」 アラクネの「クリムゾン」(焔印ゲージを消費) シシガミ・バングの「バーニングハート」 カルル・クローバーの「オートマトン」(人形の体力ゲージを消費) ハクメンの「斬神」 ν-No.13-の「ソードサマナー」 Λ-No.11-の「ソードサマナー改」 ツバキ・ヤヨイの「インストール」 ハザマ(ユウキ・テルミ)の「ウロボロス」(専用ストックを消費) μ-No.12-の「シュタインズガンナー」 マコト・ナナヤの「インパクト」(専用ゲージを充填) ヴァルケンハイン・R・ヘルシングの「ヴェーア・ウルフ」(ヴォルフゲージを消費) プラチナ・ザ・トリニティの「マジカルシンフォニー」(専用ゲージを消費) レリウス・クローバーの「デトネーター」(人形の体力ゲージを消費) バレットの「ロックオン」 アマネ・ニシキの「球波衣羅虚(スパイラル)」 アズラエルの「ザ・テラー」 イザヨイの「スカーレットジャスティス」 カグラ・ムツキの「ブラックゲイル」 ココノエの「グラヴィトン」 ユウキ・テルミの「フォースイーター」 セリカ・A・マーキュリーの「ミネルヴァ」 ヒビキ・コハクの「ダブルチェイス」 黒鉄ナオトの「ブラッドエッジ」
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プロフィール マイティ・コングマン CV 玄田哲章 所属国家 騎士国家フレスヴェルグ 「俺様との勝負から逃げたりしねえよな!」 騎士王国の格闘チャンピオン。鍛え上げた己の肉体のみを武器とし、 どんな相手にも正面から戦いを挑む様は、民衆の尊敬を集めている。 その実力は王国騎士団の団長クラスに匹敵し、国を代表するシグルスとしてユグドラシルバトルに参加する。 『テイルズ オブ デスティニー』より出演 使用可能条件 ユグドラシルバトル・ジェイド アニス編サブイベントクリア 称号 名称 入手条件 効果 コンボ初心者 コンボ10Hit以上 HP+1% TP+1% コンボ上級者 コンボ20Hit以上 HP+2% TP+1% TP回復+1% コンボマスター コンボ30Hit以上 TP+2% TP回復+2% 敏捷+2% コンボキング コンボ50Hit以上 TP+5% TP回復+5% 武闘家 初期称号 物攻+2% 街角チャンピオン GP1000以上 TP+2% 物攻+1% 国内チャンプ GP10000以上 物攻+4% ワールドチャンプ GP20000以上 物防+3% 術防+3% スペースチャンプ GP30000以上 TP+3% 物攻5% 神に戦いを挑む男 「サバイバルバトル」を10連勝 術防+5% ヘラクレスアームズ 「アーケードバトル」をクリア 物攻+4% TP回復+2% 筋肉代表 「スペシャルバトル」16をクリア 物攻+5% ユグドラマニア 「ユグドラシルバトル」をマニア以上でクリア TP回復+10% ユグドラマスター 「ユグドラシルバトル」をアンノウンでクリア 敏捷+10% GP99999時のステータス HP 2600 詠唱速度 75 TP 220 詠唱硬直 75 物理攻撃 250 ガード耐久 163 物理防御 210 OVL時間 140 術攻撃 85 TP回復 170 術防御 85 敏捷 50 立ち回り 今作では空中横攻撃が追加された。 素の攻撃力に加え技の倍率が高く、無強化でも攻撃力はなかなかのもの。 通常攻撃は出が遅くリーチも短く威力もそこまで…と三拍子そろって使いづらい。 術防御と敏捷が全キャラ中最低クラスなので、しっかりと補強を。代わりに、HPと物理防御はかなり高い。ステータスはHP優先で。 パワーキャラだが、特技の出が早い。全体的にリーチが短いため、距離が開いているときはロンブショルダーから攻撃に入るのが有効。 攻撃中に移動しまくるキャラや、飛び道具には弱い。ロングジャンプやガードインパクトで対応しよう。 リメDと違いダウン追撃技が一切無く、空中発動時のモーション変化技もないので凝ったコンボは難しく、あまりコンボ向きなキャラではないが、クラッシュアースやイカスヒップ等を単発で当てて行く戦法も、メタルボディを持つコングマンなら有効だ。 遠距離技も一切なく、技のみの前衛の中では技の数も一番少ない。メタルボディは補助なので攻撃系は11個のみ。そのため、対人戦では読まれやすいか。 空中や後方への攻撃は余り得意とせず、Cガードなどですり抜けられたりすると攻撃手段がなくなる。ヘビィボンバーやクラッシュアースは出が遅いため対応は出来ない。ハートブレイクとボルトスラスト辺りはそこそこ当てやすい。 空中通常はかなり使いづらいため、ジャンプ攻撃はファルコンフレッジなどの空中発動技のみと思ってもいい。 ファルコンフレッジを連発すれば空を飛び続けることも可能。苦手な術などを回避するなどにも使える。 イカスヒップはいつキャンセルするかで大分変わる。クラッシュアースならイカスヒップが当たったら後退中にキャンセル、外したら後退前か後にキャンセルして使うといい。 コングマンの奥義は大体が隙が多く、外したら反撃をもらいやすいのが難点。回避されたり、他に敵がいるときなどは基本キャンセラー2をつけて特技→秘技→奥義→特技で連携を終わらすのが良い。 メタルボディは反則級の性能なので、対人戦では控えた方が良い。術防御と敏捷を捨ててメタルボディを付けてもいい。 弱点としては、メタルボディ中に気絶すると攻撃されても気絶状態が解除されないため、気絶中に威力の高いダウン技などで一気にHPが減らされる。対人でもし使うならば是非ピヨノンを付けておきたい。 カオドラで攻撃力が最強~と言っているが、武器の関係でプレセアやバルバトスには劣る。ただ、全体的な技の威力は高め。 通常攻撃 上攻撃 倍率は1.0 奇数n攻撃→偶数上攻撃 しっかりある飛び蹴り。もはや技の一つ。走ってくる敵の迎撃に。倍率は1.2倍 空中n攻撃 床バウンド効果があるが、地面に着くまで無防備なのでガードされたら反撃確定。 空中←→攻撃 新攻撃。飛び蹴り部分のみ。性能も大体一緒 術技 名称 種類 属性 TP 倍率 空中 GB 習得 説明 ファルコンフレッジ 特技 18 1.2 ○ 初期 落下状態に入ると一度連携が途切れるため、何度も使用可能。天駆ける膝蹴り。連続使用でリアルに天に近づく雰囲気。 ロンブショルダー 特技 20 0.8+1.0 突進力に優れたタックル。移動は余りしないが出が早く、地上から近づく時に使いやすい。 ハートブレイク 特技 30 0.5*7+1.0 ○ 回転時にもダメージ判定あり。フックを当てると確実に気絶。フックはガード不可。浮いている時に空中に落ちても空中に滞在する。超遠心力(怪)から繰り出す究極パンチ。打ち抜かれた敵は文字通り時間が停止する グレイトアッパー 秘技 28 0.8+1.0 浮いている敵に当てると反撃を貰いやすく、リーチが短いため単発向きではない。空中で出せば天に届かんばかりにスカイハイ。 イカスヒップ 秘技 24 2.0*1~2 ○ 空中からの急降下。空中発動の出が早い。後退前・後退中(空中)・後退後の3回キャンセルタイミングがある。より上空で出すほどイカス具合がアップ! ボルトスラスト 奥義 雷 24 0.8+1.8 一度電撃で浮かせたあと、雷を纏ったストレートを放つ。最初の電撃は判定が縦に広め。 マッスルヒート 奥義 火 22 1.0 自身を発火させ、周囲に攻撃判定が発生する。攻撃力が1分の間15%上昇する。 メッサスロウ 奥義 27 0.8+?+2.5 ○ 防御不能の投げを食らわす。投げの最中は一時無敵になる。1発目が当たると2発目、2発目が当たると3発目が発動。 ヘルズハリケーン 奥義 35 0.8+1.0*4 体に似合わぬ高速ラッシュを叩き込む空中の敵に当ててもダウンさせないため。非常に安定。空中で出すとヘルズなハリケーン。 ヘビィボンバー 奥義 光 32 0.8*2+1.2 表記には無いが光属性。気を練り上げ、シャレにならないくらい膨張させる クラッシュアース 奥義 土 32 2.8*2+1.2(土) ○ ○ ボディプレス部分は当ててもすぐ受身されるが、一発の威力は高い。総合的な威力は全技中最高。丹田に込めた超複式呼吸が成せる技。かも。 メタルボディ 奥義 27 発動直後仰け反り無効になる。効果は10秒。秘奥義への連携は不可。 トレビアンヒップ 秘奥義 0 1.7*3+1.0*9+3.0 GP2500 強化版イカスヒップ。すぐ上に天井があると他のキャラと違い、振り下ろし部分の岩が多段ヒットし、威力が増える主観的優雅を極める尻待機。 コンボ 上通常×3→クラッシュアース コンボというよりテクニック。クラッシュアースのボディプレスが2HITするため威力も高い。TPの節約にも。 通常攻撃×n→ロンブショルダー→ヘルズハリケーン→ロンブショルダー→ヘルズハリケーン→トレビアンヒップ(34ヒット) 安定キャンセラーコンボ。メタルボディとマッスルヒートの併用もできる。 ヘルズハリケーン→ロンブショルダーの繋ぎにだけ気を付ければ、安定して入れられる。 マッスルヒート→通常攻撃×n→マッスルヒート→ロンブショルダー→グレイトアッパー→クラッシュアース→トレビアンヒップ(13+14ヒット) クラッシュアース併用キャンセラーコンボ。 クラッシュアースはグレイトアッパーの後だと2ヒットするので、ダメージ効率は良い。 マッスルヒート→ロンブショルダーと、ロンブショルダー→グレイトアッパーは僅かに遅らせて繋ぐ。 上に段差があってもある程度繋がる。通常攻撃の後のマッスルヒートは省いても可。 【通常3連→ロンブショルダー→ヘルズハリケーン→ロンブショルダー→ヘルズハリケーン→ボルトスラスト〆 19hit】 安定して当てやすい上に攻撃力が高い、見栄えもいい。という3拍子そろったコンボ。 HハリケーンからRショルダーに移る時、Rショルダーを出すタイミングが早すぎると空中ダウン判定になってしまい相手に受身をとられてしまう。 一瞬タイミングをずらして相手が地面に付く寸前位まで落ちてきたら技を出すところがポイント。 Hハリケーンからボルトスラストの場合は最速で出しても問題は無い。(要キャンセラー2、3) OVLを発動していても最後に吹っ飛ぶため、秘奥義を発動してもまともに入らない。 【ロンブショルダー→ヘルズハリケーン→ロンブショルダーヘルズハリケーン→OVL発動→ロンブショルダー→イカスヒップ→クラッシュアース→トレビアンヒップ〆 26hit+14hit】 クラッシュアースからトレビアンヒップに移る時、相手が上空高くに舞い上がり受身不能状態が解けるため、コンボは途切れてしまう。が、直後に秘奥義の一撃目が入り、トレビアンヒップは確実に当たる。即死級の攻撃力のため、全部決めたいなら攻撃力を低めに抑える必要がある。(要キャンセラー2、3 リミッツキャンセル) 【通常3連→ファルコンフレッジ→イカスヒップ→マッスルヒート→ファルコンフレッジ→イカスヒップ→へビィボンバー〆orクラッシュアース〆 10hit or 9hit】 全ての技を最速で出す必要がある。マッスルヒートは繋ぎ用の技でこのコンボ中では絶対にヒットしないが、ファルコンフレッジを最速で出すことによって、コンボは続いたままになる。〆は見た目と攻撃力が変わる。クラッシュアースを〆技にした方が攻撃力は高くなる。 両者ともOVLを発動していても最後に吹っ飛ぶため、秘奥義を発動してもまともに入らない。(要キャンセラー2) ファルコンフレッジ→イカスヒップ→クラッシュアース→ファルコンフレッジ→イカスヒップ→クラッシュアース→マッスルヒート(→トレビアンヒップ) 9HIT(+14HIT)要キャンセラー2,3 壁バウンド利用の5秒ほどで終わるスピーディーな低HIT数の超高威力コンボ。キャンセラー3はわざわざ付けるほどでもなく、秘奥義も恐らく出番は少ない。クラッシュアースはイカスヒップの後退中に空中で発動させると、ボディプレスと地面部分がヒットしファルコンフレッジで拾うことが出来る。攻撃最大強化なら防御999で土耐性付きの敵にも9HITで最後のマッスルヒートの時点で8574ダメージ。マッスルヒートを事前にかけておいたなら10490ダメージ。シンプルだが、この技編成なら壁際でなくても上のコンボが使えて、単体でも普通に使える技が多いのでかなり強い。壁バウンド使用というのが難点。 ヘルズハリケーン→ハートブレイク→n攻撃→上攻撃(飛び蹴り)~ *n 壁際限定のハメ技。しかしピヨハンかピヨノンを使われると不可能な上、使用できるステージも限られる。 ハートブレイクと通常攻撃の間に移動である程度敵を壁に近づけなければならない。 通常攻撃後に届かないと感じたら、ヘルズハリケーンの前に一度ボルトスラストを入れればいい。その場合キャンセラー3も必要。(要キャンセラー2) VS コングマン (CPU) 対策 マッスルヒートやメタルボディでステータスを上げてから攻撃してくる場合が多い。 その攻撃力の高さはたしかに脅威だが、足が遅い、遠距離技を持っていない、術防御力が低いなどの特徴から術でチクチク攻めれば簡単に沈んでくれる。 VS コングマン (対人) 対策 メタルボディが入っているかで変わる。 入っていたら、ピヨノンを付けていないならピコハンなどで気絶させると楽。 ピヨノンが付いていても付いて無くても鳳凰天駆などの本来ダウン効果がある為連続で当てられない技を使えば体力をかなり持っていける。 ジャンプで近づいてきたらイカスヒップやクラッシュアースで飛んでくると読んでもいい。 上の二つはかなりの威力のため、防御してもかなり食らう。回避するか、中断させるのがいい。 ゴリ押しでやられることもあるが、コングマンは後ろへの攻撃や移動しながらの攻撃が少ないため、Cガードで殆どかわして反撃も出来る。 対人では、リーチは短いが出がわりと早くガードが出来ないメッサスロウに注意。 戦闘台詞 戦闘開始 「面白れぇ腕が鳴るぜ!」「ぶっ飛ばしてやるぜ!」「生意気な野郎だ!」 通常攻撃 被ダメージ 気絶 「うーん…やるなぁ…」 ダウン 「ごっはぁぁ!」「何ぃぃ!」 ダウン回復 「やるじゃねぇか」 戦闘不能 「ぐはぁぁ!」「ベルトが泣いてるぜ…」 挑発 「おら、びびってんのか!」「てめぇのハートは冷え切ってるぜ!」 リミッツゲージ満タン 「来た来たぁ!」 OVL/OVLX 「最大筋力!」「こっち来んじゃねぇ!」 秘奥義 「今だぜ!気合だ!トレビアンヒップゥ!」 勝利台詞(楽勝) 「情けねぇ。まだゴングもなってねぇぞ」「これぞ、至高のマッスルボディ」 勝利台詞(普通) 「けっ、ようやく筋肉がほぐれたってのによ」「俺様がチャンピオンだ。覚えとけ」 勝利台詞(辛勝) 「この筋肉に傷をつけるたぁやるじゃねぇか」「ちっ…俺様らしくねぇぜ…」
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このwikiについて 2D格闘ゲーム「BLAZBLUE」に登場するキャラクター「ν-13(ニュー)」「Λ-11(ラムダ)」の攻略情報をまとめるwikiです。 携帯の方はメニューから各項目へ。 当wikiはアークシステムワークス株式会社が権利を有する 「BLAZBLUE コンテンツキット Ver1.0」の画像を使用しています。 (C) ARC SYSTEM WORKS 公式 ARC SYSTEM WORKS OFFICIAL WEBSITE BLAZBLUE 現行スレ ν-13 Part13 他キャラクターwiki +別ページに飛びます 総合wiki ラグナwiki ジンwiki ノエルwiki テイガーwiki タオカカwiki レイチェルwiki アラクネwiki ライチwiki バングwiki カルルwiki ハクメンwiki ツバキwiki ハザマwiki μ-12wiki マコトwiki ヴァルケンハインwiki プラチナ=ザ=トリニティwiki レリウス=クローバーwiki アマネ=ニシキWiki バレットwiki アズラエルwiki イザヨイwiki 動画 基礎コンボ動画 どのコンボから始めたらいいかわからない…という方はこちら +BBCSEX (ニコ動)Λ-11動画を力を入れて集めてくださっている方のマイリスト (YouTube)悲しいけど大体a-cho(京都)動画で事足りちゃうのよね 初心者向けキャラクター解説等 ↓現在公開中のコンボムービー↓ BBEX +BBCS2 +BBCS ご本人による解説テキスト ※ニコ動版は一度お亡くなりになったのでリメイク コメントフォーム兼更新情報 5C 重力とかなら意外と5Cのあと猶予あるから重力にディレイかけて入れればいいと思う。 -- (名無しさん) 2011-08-01 08 02 24 アドバイスありがとうございます -- (名無しさん) 2011-08-04 00 00 48 コンボ携帯からじゃ見れなくなってしまったのですね… -- (名無しさん) 2012-01-19 07 44 03 編集した者ですが、やはり前の方に戻したほうがいいでしょうか? -- (名無しさん) 2012-01-19 18 20 21 出来れば携帯からもコンボ見れるようにして欲しいです -- (名無しさん) 2012-01-20 13 16 48 これでどうでしょうか? -- (名無しさん) 2012-01-21 00 04 46 見えるようになりました!ありがとうございます! -- (名無しさん) 2012-01-21 09 58 30 ニューちゃん追加が待ち遠しい! -- (にゅー) 2012-11-23 12 53 56 OD中はディアフォルマ・ルナフォルマ両方の必殺技を利用可能。 -- (名無しさん) 2012-12-06 20 27 22 クレセントセイバーは2つのフォームで共通の同技補正でした。 -- (名無しさん) 2012-12-11 00 23 13 名前 コメント すべてのコメントを見る wikiの編集・参照に関して ※重要 現在Wiki編集は人手が足りず、また個々人の編集能力も限界があります。 ν-13&Λ-11 Wikiでは随時編集者を募集しております。 失敗時のフォローも完備しているので、ご参加いただければ幸いです。 wkiの編集方法についてはこちら(別ページ) 簡単なwiki編集 どこが変更されているか、更新部分の確認を行いたい場合 更新部分を参照したいページに移動後、画面左上「@Wikiメニュー」より右から二番目 「表示→このページの最新版変更点」 よりご確認下さい。 コマンド表記・略語の参照・その他諸注意 ( ●ν^)<この度はWikiのご利用ありがとうございます 残念なことに本サイトの項目には編集者の編集スキルの無さから来る 「表記ミス」「考察部分の不備」 などが数多く存在すると思われます。 嘘、大げさ、紛らわしいなど「あれれ おかしいな」と思われる箇所を見かけましたら ご面倒をおかけしますが、現行スレ内か、トップページ下部のコメントフォームより報告していただけると幸いです。 テンキー レバー方向 (右向き時) 7 8 9 ↖ ↑ ↗ 4 5 6 = ← N → 1 2 3 ↙ ↓ ↘ jc→ジャンプキャンセル hjc→ハイジャンプキャンセル dc→ダッシュキャンセル dl→ディレイ CH→カウンターヒット RC→ラピッドキャンセル DD→ディストーションドライブ AH→アストラルヒート CA→カウンターアサルト CT→クラッシュトリガー OD→オーバードライブ cOD→キャンセルオーバードライブ Λ・μ・ν「我はラムダ…!我はミュー…!我はニュー…!我らは一振りのSTGにて全ての酢飯を刈り取り、こんな世界いらない!我らはムラクモ三姉妹…推して、状況を開始します」 (;◇)「!?」
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焼却(しょうきゃく) Ⅰ-3弾から登場した「墓地のカードをゲームから除外する」効果の、便宜上の呼び名。 主に、黒が得意とする墓地利用を妨害する働きがある。 相手のプレイスタイル如何ではハンデス以上の痛打を与えることも可能だが、 焼却自体は盤面上の趨勢にほぼ全く影響を及ぼさないため、 能力のコストの一部、または追加効果として付随するものが殆どである。 (焼却特化ストラテジー「火事場泥棒」は異例といえる。) 以下では、直接墓地のカードを除外するものを「墓地焼き系」、 カードが墓地に置かれた時に誘発して除外するものを「火葬系」として纏めた。 火葬系は"墓地に置かれた時"の効果をブロックできるという恩恵もある。 関連リンク 焼却1 墓地焼き系 1-3 U 001 ブロンズキッド・ドラゴン 1-3 R 006 シルバーワイズ・ドラゴン 1-3 U 010 ゴールドロイヤル・ドラゴン 2-1 S 025 カオスヘッド・ドラゴン 2-4 U 017 火事場泥棒 3-1 C 010 ボガン・ボス? 3-1 U 023 計算された損失? ※ユニットのみ焼却可 3-1 C 135 頑張って運ぶフェアリー 3-1 P 201 鋭い爪アムルイ 3-2 C 100 爆散波動 焼却2 火葬系 (基本的にユニットのみ焼却可) 1-3 R 015 ドラゴンの洞窟 1-4 R 015 マントルを漂う遺跡 2-2 C 004 ボマー・ガール 2-2 R 009 護法戦鬼鉄? 2-2 C 017 トロイホース 2-3 R 002 魔甲ファイター隼 2-3 U 010 魔甲ボマー不知火? 2-4 C 011 闘神ニシキ? ※ユニット以外焼却可 2-4 S 020 挽歌? 3-1 R 011 バーニングアイ・ドラゴン? 3-1 S 018 エックスデイ・ドラゴン? 3-1 U 022 ドラゴンシェルター
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『EE=XX=D.S.(イーイー=ダブルクロス)』 本名:蒼菖蒲弐棋 アオショウブニシキ 通称: 種族:人間-古代魔器使い アーティファクター 年齢:28歳 性別:♂ 外見:身長182cm 銀髪ボブカット 糸目(金色の瞳。だが見えない) 補足:地毛は紺色長髪だった。アーティファクターとして目覚めたときに脱色し銀髪になった。 色合:120,120,120 787878 交友:Ev、三獄姫君、次五紅郎君、七虎君 -Educated Enemy Eliminator Electrical Equiper- 『悪を排除するために電子装備EEを扱う教育を受けた特殊部隊』 少数精鋭超法的正義組織 -蒼菖蒲家- 白薔薇家の傘下的な感じな騎士貴族。別に双子は多くない。男系。 なんだか洋風ってる。中世ヨーロッパな感じ。 先祖代々従者の家系。生まれた子は皆別の高名な家に仕える為英才教育を受ける。 正式な名前はかなり和風だが、全員が西洋風の別名を持っておりそちらを名乗る者も多いとか? 現代に適応してそこそこ現代的な格好の者も多いとか? 菖蒲の花言葉は 「良き便り」「うれしい便り」「吉報」「愛」 「あなたを大切にします」「私は燃えている」「消息」 など。 長男30歳:蒼菖蒲壱葦 <アオショウブ イチイ> 次男28歳:蒼菖蒲弐棋 <アオショウブ ニシキ> ←←←こいつです(。。 三男25歳:蒼菖蒲参華 <アオショウブ サンゲ> 四男24歳:蒼菖蒲史葉 <アオショウブ シヨウ> 五男22歳:蒼菖蒲伍箕 <アオショウブ ゴミ> 六男20歳:蒼菖蒲陸蕗 <アオショウブ リクロ> 七男17歳:蒼菖蒲漆 <アオショウブ ウルウ> 八男16歳:蒼菖蒲鉢音 <アオショウブ ハツネ> 長女14歳:蒼菖蒲玖莉栖 <アオショウブ クリス> -戦闘訓練養成人 バトルトレーナー - 蒼菖蒲家で学んだ武術を用いて数多くの人間に戦闘訓練を行ってきたバトルトレーナー。 12歳の時、蒼菖蒲家武器庫に眠っていた古代魔器の力を掘り起こし、古代魔器使い アーティファクター となる。 20歳の時に蒼菖蒲家を出て紅椿家の軍隊に異動。戦闘訓練を行い二番隊の隊長を務めた。 戦闘養成能力及び戦闘能力に長け、紅椿家一族であり当時三番隊隊長だった三獄姫とはかなり仲が悪い。 紅椿家次五紅郎、紅椿家七虎に面識がある。 22歳の時、育て上げていた紅椿家二番隊の隊員を弟-蒼菖蒲参華に惨殺される。 これをきっかけに蒼菖蒲弐棋は紅椿家軍隊を脱退。同時期に出来たEvへ入団。 戦闘訓練の他に、戦闘依頼を請け負う戦闘員としての役目をこなし、Evに仕える。 ツァラド地方で遠征任務を行っていたが、無事終了。シドリー戦線直後の本部へと帰還した。 Evトレーニングバカの一人で、トレーニングを行い続ける。 -性格- 「守るべきものの為、己の全てを投げ出すべし」の信条を持つ蒼菖蒲家。 厳しく歪んだ養育体制の結果か、蒼菖蒲家の人間には自分の能力に自信を持てない、つまり自己否定的な性質の持ち主が多い。 その例外に漏れず、蒼菖蒲弐棋も自分自身に満足していない。 自分の能力に自信が無いわけではなく、彼の求める"完璧さ"に届いていない自らの非力に不満を抱いている。 彼の追求する完璧さ=ボーダーラインは非常に高く、他人にもそれを強要する事が多い。 自らが"神"でも"選ばれた者"でも無いと悟ってからはよりその傾向が強く、自分より他人への"完璧さ"を追い求めるようになった。 Evに入り6年間でだいーぶ丸くなったが、今も彼は完璧さへの追求を失っていない。 『自らの追求する完璧さに見合う人間を育てる』 それが彼の秘める野心。 感情の読みにくい目と表情からはその真意は読み取りづらい。 -対人- 蒼菖蒲家次男として、紅椿家軍隊元二番隊隊長として、現Ev電子チーム(α)のリーダーとして、 数多くの場所で交流活躍してきたニシキにはその性格のわりに知人が多い。 特にEvに入ってからはだいーぶ丸くなり、内に秘める野心を微笑みで隠す事も多くなった。 半年ほどツァラド地方で遠征任務を行っていたが、 好みのタイプは完璧な人。正確には完璧を目指す人。 現在の自分に満足していて自分を今完璧だと思っている人には惹かれない。 向上心があり、自分を客観視出来、自分の実力を高めに評価し認めた上で、尚も上を目指す努力を続ける人。 その上でそれを一人だけで達成しようとせず、他人の力をも頼りそれでも完璧を目指す人。 無意味な特訓を繰り返す熱血努力家には惹かれない。少しドライなぐらいが良い。そんな線引き。 -電子装備EE- 『古代魔器-封鎖』<デモンズ・チェーン> 両腕裾から出でる2本の長い鎖。 電子兵器に見せかけた古代魔器<アーティファクト> 電子の力は何にも使っていない。 鎖の先端に取り付けた手のひら大のX字刃のみEv製。 古代技術を用いた魔法武器に該当する所謂アーティファクトで、鎖で縛り上げた対象は"力"を失う。 鎖に縛り上げられた者は筋力、氣、魔法、魔人能力、精霊の力、動物的暴力、機械駆動力などを全ての力を失う。 鎖が解かれると失った力は戻る。 "神"や"選ばれた者"には通用しない。 鎖自体に著しく高い対魔力があり、魔法攻撃等を霧散させる事が可能。 -技- -台詞- 「くすっ…君のバトルは完璧じゃないね…」 「凡人も天才も魔人も魔法も機械も技術も…ボクの前では等しく無だよ…」 「ボクが育ててあげるよ…君を立派な戦士にね…」 「」 「」 プレイヤーはYJ。 ついにUP 二十度目の正直。 何故こんなにも悩んでしまったのかってぐらい悩んだキャラ いろいろ詰め込んだ。「二度目」ってのが多いね。意図的に強キャラ。 うまくいくかな? 以下没案 赤薔薇万理恵 紅椿家紅椿&次椿 アストラル不二 生涯現役修行歴戦爺さん(70代) エロオヤジ(40代) 完璧を求めて機械化してしまった男の子 ウザスネオ 完璧強要騎士 超完璧強要騎士 真面目な星野 偉い馬鹿息子 全方向全甘えキャラ 全方向全妥協キャラ 全方向全厳しいキャラ わいじぇいが好きなナルシスト アストラル不二セカンド 蒼菖蒲別の子
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「結婚とか、所詮趣味やろ? 何の意味もないよ。無駄にお金使うだけ」 言い放つと、ナツは深い紺色の海へと飛び込んだ。透明な粘液がボートの端に光る。残されたカナメは波に消えていく泡沫を見て溜息を吐いた――。 海底峡谷の隙間をしゅるんと泳いでいくナツ。生体スーツ「ツナギ」は彼女の肉体と一体化し、ブヨブヨしたピンク色の奇怪な生物になっている。生身の人間なら既に肉体も精神も壊れている深海気圧だが、現在の彼女はエラ呼吸で黙々と作業ができる。 ナツは手持ちの投光器を頭上に向けた。一筋の光線が水中を真っ直ぐに照らし出した。 「カナメ、なんか雪が降りよるよ」 海上でナツの視界をモニタリングしていたカナメは、ディスプレイに映し出された雪を見る。まるで掃除し忘れたシャンデリアからホコリが舞い落ちてくるようだ。 「ああ、マリンスノーだな」 「マリンスノー」 ナツはキャラメルでも食べるように、舌の上で単語を転がす。「マリンスノー」という名が気に入ったらしい。 「これはつまりな、浅海から魚の死骸や脱皮した残骸がプランクトンに喰われながら深海に――」 「うわキレイ」 「聞けよ」 雪を見たナツは深海でダンスを始める。まるで肉の塊がエサを補食して消化するように。チョウチンアンコウの発光器を額にぶら下げ、その淡い光が揺れる。カナメはそれに見とれている。 と、ナツは不意に動きを止めた。 「ん、どうした」 「これって、綺麗やけど言ってみりゃゴミやろ。どうしてウチ、そんなんで喜んどんやろ」 全てのロマンをぶち壊す実存主義だった。 「ナツ、あのな」 カナメは口もとを若干震わせながら言葉を零す。 「け――」 それから音のない単語を二、三吐き出すとようやく呟いた。 「綺麗だからだろ」 「――あ! タイショウブツ発見!」 海底にへばり付いた巻貝は、積もったマリンスノーを食べている。 「ナツ、OKだ。上がれ」 「コイツ、ゴミ食べてんだね」 肉塊から触手が飛び出す。しばらくうぞうぞと這いまわると、人間の頭ほどもある巻貝を持ち上げ、しげしげと眺める。 「ああ、コイツにとっちゃゴミじゃない。無駄なものなんぞないんだ」 ナツは腕を組んで考え込む。 「結婚も?」 「――そうだ」 「わかった。受けるよ、プロポーズ。どうぞ今後ともよろしく」 沈黙。 「カナメ?」 カナメはガッツポーズの反動で頭から海に落ちていた。